蓄電池とは

蓄電池は、電気を蓄えることができ、充電することにより繰り返し使える電池のことです。
しくみとしては、充電池と同じです。コンセントから電気を蓄え使用するかたち、太陽光発電システムと連携することにより、太陽光発電によって創られた電気を蓄え使用するかたちなどがあります。貯めた電気を必要なときに使うことができるので、万が一の停電時にも電気を使用できます。
また、平常時には電気料金の安い夜間の電気を貯め、昼間にその電気を使うことで電気料金の軽減にも繋がります。

蓄電池導入のメリット

①停電時に電気が使える
蓄電池に電気を貯めておけば、万が一の災害や停電時に電気を使うことができます。 照明や冷蔵庫やテレビの使用、携帯電話やスマートフォンの充電などができるので万が一のときの安心が得られます。また、太陽光発電システムと連携することにより、昼間に太陽光発電システムで充電できるため、停電が長引いても安心です。
②電気料金の軽減
夜間の電気料金は昼間の電気料金に比べ安くなっており、その安い夜間電力を貯めて昼間に使用すれば、昼間に買う電気が減ることにより電気料金の軽減に繋がります。 また、太陽光発電システムと連携し、夜間に蓄電池に貯めた電力を昼間に使うことにより、太陽光発電システムで創った電気をより多く売電することが可能になります。(※これをダブル発電といい、売電単価が太陽光発電単独の売電単価に比べると安くなります。)

蓄電池導入のデメリット

①安くない買い物
蓄電池の金額の平均は1kWhあたり十数万~二十数万円程になり、家庭用の蓄電池(容量1kWh~14kWh)でも工事費まで含むとトータルで数十万~数百万円の費用となり、安くない買い物となります。
②設置場所の確保が必要
蓄電容量の少ない壁掛けタイプやコンパクトなものですとそれほど気になりませんが、それなりの蓄電容量があるタイプですと設置する場所の確保が必要になります。設置する場所があるかというのも導入の際のポイントの1つになりえます。

蓄電池システムのタイプ

・コンセントに繋ぐタイプ
・系統連系タイプ

蓄電池導入による経済効果

蓄電池を導入すると、安い夜間電力の使用などから電気代の削減が見込めますが、蓄電池は電気を貯めるもので発電するものではないため、購入費用等も考えると経済的なメリットは無いと言われております。しかし、必ずしもメリットが無いとは言えなくなってきました。
価格の低下や寿命の増加
これまでの蓄電池は、費用の高さや5年10年程度の寿命から「もしものときの備え」としてのイメージが強かったですが、技術の進歩により6,000~8,000サイクル程度の充放電後でも蓄電容量を維持することができ、格段に寿命が延びました。
当社でも試算を行ってみたところ(図1)、購入費用の高さから回収まで10数年はかかってしまいますが、15年程度を目安に購入費用の回収が済み、以降は電気代の安さや、多くはありませんが売電収入を得られる場合もあるため、経済的なメリットを得られる結果となりました。
電気代上昇の可能性あり
もしものときの備えだけでなく経済的なメリットも出てきた太陽光発電・蓄電池ですが、今後その勢いは加速していくと思われます。先行して電力自由化した諸外国では、家庭用の電気料金が、電力自由化直後は一時的に下がるものの中長期的には増加しています。(図2) 日本においても、平成13年から平成23年までの10年間ではほぼ横這いであった電気代も、平成23年に発生した東日本大震災を境に増加しており、今後更に増加することが予想されます。(図3)
また、電気代の増加が予想される中、太陽光発電の売電単価は年々減少しています。(図4) 2017~2018年ごろには太陽光の発電コストと家庭用電力料金が等価になるとされ、今後は太陽光で発電した電気は売らずに使用した方がお得になるとされています。
買電の金額よりも太陽光発電の売電金額が安くなる分岐点であるグリッドパリティに注意し、固定価格買取期間の10年間はしっかり売電して期間終了後は自家消費を優先することが賢い使い方と言えるでしょう。
経済効果01
図1 投資回収イメージのシミュレーション結果
※Panasonic創蓄連携シミュレーションツールより
経済効果01
図2 電力自由化に伴う家庭用電気料金の推移
※Panasonic作成資料より
経済効果01
図3 光熱費支出の推移
※Panasonic作成資料より
経済効果01
図4 太陽光発電ロードマップ
※Panasonic作成資料より